02 3月

まさか私が不倫サイトを利用するなんて

そもそも私は何らかのサイトを利用して男女の出会いを求めるという考え方自体に、激しい嫌悪感を持っていたのです。
少し極端すぎるくらいに、出会い系サイトのアンチでした。
実際に利用してみたこともないのに「出会い系サイトなんてもののどこがいいのか、あんなもので恋人探しをする人の気が知れない」と思っていました。

私は母が厳格だったこともあって、しつけは全般的に厳しくされてきましたが、中でも特に男女の交際については厳しくしつけられました。
私自身、節操のない男女交際は嫌だと考えていたので、そのあたりを巡って母と対立することはあまりありませんでした。
厳しくしつけられたことについてまったく不満がないといえばうそになるかもしれませんが、それでも、厳しくしつけられることが自分にとって必ずプラスになるのだと考えれば耐えられました。

例えば大学に進学した際など、同性の友人も含めて、自分とはあまりにも考え方が違う人が多いことに驚いたものです。
きっと甘やかされて育ったんだろうなと思う人も多くて、すべての面でだらしなく、私が逆の立場だったらこんな人生は絶対に送りたくないと思ってしまいました。
もちろん、人様の家庭の事情についてあれこれ口出しをするのは絶対におかしいのですが、それでも、ものすごく厳しく育ててくれた母に感謝をしたのは、大学時代が一番多かったかもしれません。

当然私は、浮ついた男女関係を持つのが嫌だったので、自分で言うのもなんですが、お付き合いする男性も徹底的に考えて選びました。
もちろん、結婚相手を選ぶにあたって(選ぶという言い方はおかしいかもしれませんが)出会い系サイトなどというものは一切利用していません。
自分が本気で好きになった相手と、納得できるまでお付き合いしながらいろいろなことを話し合おうと心に決めていました。

そして私は実際に、素敵な男性と知り合うことができたので、やっぱり母が厳しく育ててくれたおかげで、わたしには気品みたいなものが身について、それが良い男女関係を作ることにつながったのかなと思います。

旦那との交際は順調でした。
あまりにも順調すぎて、少し怖かったくらいです。

そもそも、私が毛嫌いしている出会い系サイトを、どうしてたくさんの男女が利用しているのかといえば、もちろんそれだけたくさんの人が素敵な出会いを望んでいるからです。
素敵な出会いというものは、残念ながら、強く望んでもすぐに手に入るものではありません。
結局のところ、人生というものは何事においても、運に左右される部分があまりにも多いのかなという気がします。

私は出会い系サイトを利用しなくても結婚相手を見つけることができたので、そのことだけを考えれば、確かに運は良かったのかもしれません。
しかしながら、旦那と結婚した後のことを考えれば、私は決して幸せだとは言えないんです。
ぜいたくを言っていると思われるかもしれませんが、もし旦那との結婚生活を私が心から満足していれば、不倫サイトというものを利用して旦那以外の男性と関係を持つということもなかったはずです。

これまでは自分のことを厳しく律してきた部分が多かったせいか、一度でも不倫サイトを利用し始めると、どんどん泥沼にはまっていきました。
結婚後に、旦那の欠点が次々と明らかになって、旦那に対して言えない不満をぶちまけるのはすべて、不倫相手でした。
不倫相手の男性は私が何を言っても嫌な顔を一つせずに聞いてくれるので、そういうところにもひかれたんです。

まさか私が不倫にのめり込むことになるとは想像もできませんでしたが、一度でものめり込むともう抜け出せませんでした。

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